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執筆者の写真Hiroki Fukui

タンゴギターを知ってもらうために

このブログでは、フラメンコやボサノバ、ブルースに比べて知名度の低いタンゴギターを少しでも多くの人に知ってもらうため、演奏スタイルや歴史的巨匠を少しずつ紹介していきます。このスタイルのレッスンも行っているので参考にしてみてください。


タンゴとの出会い

まずは、僕がどのようにこのスタイルを研究するようになったのか、少しお話いたします。

タンゴと言えばアルゼンチンですが、僕は一度もアルゼンチンに行ったことがありません。タンゴを演奏するようになったのはフランス留学での出会いがきっかけです。もともと、留学した理由はクラシックギターの勉強だったのですが、偶然バンドネオンとタンゴ室内楽のクラスがある音楽院を知り、興味方位で入学したのですが、そこからどんどんその音楽の魅力にはまりました。また、フランスには多くのアルゼンチン系移民が多く、その中にはタンゴギターの大巨匠もいらっしゃいます。僕はそんな大巨匠達の演奏を目の前で聴いたり、彼らのワークショップやレッスンを受けることができました。 特に衝撃的だったのは、Rudi Floresというギタリストがアルゼンチン系移民が集まるバーで、みんなに歌の伴奏を延々としていたことです。何十曲も違うテーマを歌い手のキーに合わせて、どんどん即興で伴奏をしていました。まるでカラオケですね。また、その伴奏も単純なコード弾きではなく、しっかりイントロもつけて、合いの手のようなフレーズを弾き、美しくリハモされた和声で、リズムも常に変化させて。。。こんなに歌い手をのせられるギターを見たのは初めてでした。ということで、今日はここまでで、その大巨匠Rudi Floresの動画を紹介します。ちなみに、僕がそこで見たタンゴのジャムセッションのような場をParilla(パリージャ)と言います。この動画もParillaですね。うますぎる。。。彼のプロフィール等はそのうち、もっと紹介しよう思います。



次回はタンゴギターの歴史について書きます。

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